SNSが普及した現代ではSNSでのコミュニケーションが人間関係に関係してきますよね。
対面して話すわけではないのに、いつも自分の近くにいる感覚になる。
いつでもどこでも人との繋がりが感じられる安心感がある一方で、時にはSNSとの近さが自分を傷つけたり虚無感を生むきっかけになったりもする。
SNSとの付き合い方は本当に難しい。
SNSで心が苦しくなっていませんか?
日々さまざまな情報が集まってくることで、知らず知らず心に負担がかかっているもの。
時間が経ったから大丈夫なんてことはなくて、
ショックだった、悲しいと思った……。
各々が感じる感情をまずは優しく受け入れてあげてください。
「この事実に自分は悲しいと感じたんだ。」それだけでいいです。
どうか感情にフタをすることなく、素直な自分の心の声にそっと耳を傾けてみましょう。
✎ 感情を整理するためにできること
・人に自分が感じたことを話す
・自分の感情をありのまま紙に書き出す
関心の高さは情報収集に影響している
人はもともと自分の関心の高い情報を脳が勝手に判断して自然と取り入れています。
無意識のうちに自分の周りで起きている情報を取捨選択しているんです。
例えば、私なら手帳や文房具が好きなので、文房具のイベント情報はすぐ目に留まる。
でも、最新のパソコンが近いうちに発売するといった情報は、特別買い替える予定もないから今は気にならない。といった感じ。
周りの人から「これが最新情報!」と教えられても、自分に興味のないことなら「話聞くまで、全く知らなかった!」なんてこともよくあります。
しかし、SNSは自分が好きなものや興味のあることをフォローしているにも関わらず、「これも好きじゃないですか?」「今、話題になっている情報これだよ!」と勝手におすすめされますよね(笑)。良くも悪くも……。
本来なら、脳が取捨選択して自分に入るはずでなかった情報さえも私たちは受け取ってしまっている。さらにSNSは個人の発信の集まり。中には表現が過激なものもあります。
情報がありふれ、1つの情報に多くの人が自由にSNS上で議論している日々。自分では何気なく読み流しているつもりでも、気づけば情報過多になっているかも。
そんな日々が続くことで繊細な心が、少しずつすり減っていることだってあるはずです。
①サイドナビゲーションから「設定とプライバシー」を選択(アプリ版のとき上部に表示されている自分のアイコンをタップするとサイドバーは表示されます)
②「プライバシーと安全」を選択→「ミュートとブロック」を選択
③「ミュートするキーワード」を選択し、該当のキーワードを入力する
④不要な情報(指定したキーワード)を含むツイートは表示されなくなります
参考:Twitterヘルプセンター
人間関係のあり方も変化してきた現代
ここ数年でオンラインでの交流は急速に拡大しました。YouTube、Twitter、Instagram、音声配信、TikTokなど……。
仕事でもZOOMでミーティングを行ったり、遠く離れた家族とは、LINEで連絡したりはもう当たり前になってきましたね。
気づいたら、直接人と話しふれあい交流する機会は減ってきていて。同じ場所で感動や喜びを分かち合えることも少なくなりました。
人間関係のあり方そのものが変化しているともいえるかもしれない。
でも、悪いことだけではなくってSNSで遠く離れた家族や友達の近況を知ることもできる。
はたまた同じ趣味で仲良くなれるきっかけだってSNSにはある。私自身「同じ好き(手帳)」で仲良くなれた方がいます。大切な友人です。
自分も大切な人も…心身ともに健康を願うなら
SNSは使い方一つで自分に優しいものにも、怖いものにもなる。
だから距離感が大事なんだと私は思います。自分を守るための使い方、楽しみ方を知っておく必要がある。
少しでも体調が優れない時はSNSを見るのを控えて、心地が良いと思える時間を過ごしましょう。
家族と過ごす時間、友人と電話する時間、一人で趣味を楽しむ時間、早めに寝るなど。
デジタル社会だけど、あえてアナログなものを取り入れることだってSNSとの距離をとるきっかけになるはず。
最近の私は、水耕栽培で植物を育て、「根っこが出てきた」とか、時間はデジタルデバイスを閉じて、「ノートに書く時間にしよう」とか。
そんな風に心地よい距離感を保ちつつSNSを楽しんでいます。
このコラムが、SNSでの人間関係や人との付き合い方を見直すきっかけになれていることを願っています。
自分に優しく、そして穏やかな日々を過ごせますように。